【園田耕司】防衛省は年内にまとめる新しい防衛大綱に「陸上総隊」の創設を盛り込む検討をしている。陸上自衛隊の命令系統を一元化する組織で、中央即応集団(神奈川県相模原市)の改編で対応する。一方、これとセットで検討してきた各地の「方面総監部」の廃止は見送られる見通し。かえって命令の伝達が複雑になる懸念もある。先日の「統合司令官」創設とセットだと思われますが、ずっと構想されてはうやむやに終わっていた、陸上総隊の創設が大綱に盛り込まれるようです。
東日本大震災でもそうでしたが、現在の陸上自衛隊では方面総監部が作戦の中心になります。
海空と比べて、土地に縛られざるを得ない陸では地方(方面)ごとに司令部(総監部)を設けていたわけですが、中央即応集団のように担当管区を持たない部隊も生まれつつあります。
総監部を残すか否かは難しい問題ですが、より複雑な命令系統になるのは避けたいですね。
【関連】
陸上総隊 - Wikipedia
0 件のコメント:
コメントを投稿