2013年6月29日土曜日

NTT西と陸上自衛隊、災害対策演習を実施

朝日新聞デジタル:NTT西と自衛隊、衛星器材使い災害対策演習 - 日刊工業新聞ニュース - テック&サイエンス
 NTT西日本と陸上自衛隊は27日、陸上自衛隊中部方面隊伊丹駐屯地(兵庫県伊丹市)で南海トラフ大地震を想定し、陸自のヘリコプターと、NTTの新型災害対策用衛星器材を使った共同演習を公開した。大規模災害を想定した共同演習を両者は毎年6回程度行っているが、同駐屯地では初めて。緊急時に被災地で、被災者の通信手段を確保する。
NTTグループは陸上自衛隊との災害時に関する協力協定を2006年に結んでおり、災害で通信インフラに問題が発生した場合、NTTの機材を陸自が輸送協力することになっており、陸自はNTTより通信機材の貸出しを受けることになっています。

今回はNTTの新型衛星通信装置を運ぶ訓練を実施したようです。このシステムは、東日本大震災以降にNTTが全国に24台配備した、可搬型の衛星基地局を更新する新型です。

従来のシステムと比較し、アンテナ径が75センチと小型化し、システム全体重量は従来の四分の一となる100kg。また、機能面では衛星を自動で補足するように改善されています。


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東日本大震災で利用されたNTT 災害対策衛星通信システム

NTTの研究所のシステムの説明と、今回の新型についても書かれています。

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